研究題目
ヒト精子形成の研究とiPS細胞の樹立
研究概要
目的: 精巣は最も進化速度が速い組織として知られており、種間でその性質が大きく異なる。精子幹細胞は成体の精巣において精子形成に働く幹細胞である。これまでの研究により、霊長類の精子幹細胞系がマウスのものとは大きく違うことが明らかになった。例えば、マウスにおいては、精子幹細胞は少なくとも7日に一回は分裂するのに対して、サルでは約50日に一回程度しか分裂を行わない。このサルの精子幹細胞の性質は、寿命の長いサルにおいてDNA複製に伴う突然変異を少なくするために進化したと考えられる。ヒトの精子幹細胞もサルのものと同様の性質を持つと考えられるが、ヒトでは精子幹細胞のみならず精子形成自体の研究が進んでおらず良くわかっていない。本研究は、その機構の解明と不妊の原因究明を目的とする。
研究方法: 精巣をコラゲナーゼ4とトリプシンで分散し、FACSにて分離したSSEA4陽性の細胞集団から抽出したDNAを用いたsingle cell bisulfite-seq解析
対象: 閉塞性無精子症
