研究題目
POEMS症候群の骨髄細胞における遺伝子異常の網羅的解析 造血器腫瘍と骨髄ニッチ細胞の遺伝子異常解析による分子病態の解明と新規治療薬開発の基盤構築
研究概要
目的: POEMS症候群 (polyneuropathy, organomegaly, endocrinopathy, M-Protein, and skin changes syndrome) における形質細胞の遺伝学的特徴を他の形質細胞性疾患と比較する。POEMS症候群患者の骨髄形質細胞におけるWhole Exome Sequencing, 標的シークエンス、bulk RNAシークエンス、更にシングルセルRNAシークエンスを行い、POEMSクローンの遺伝子発現の特徴を明らかにすることで、本疾患の分子病態解明を行う。
研究方法: POEMS症候群における形質細胞のゲノム解析および3疾患 (POEMS症候群、多発性骨髄腫、単クローン性免疫グロブリン血症 [monoclonal gammopathy of undetermined significance: MGUS]) の遺伝子発現解析。患者骨髄からCD138陽性形質細胞をMACSとFACSによって純化し、Fluidigm C1を用いてシングルセルソートとライブラリー作成を行い、Illumina HiSeq 3000にてRNAシークエンスを行った。また、SMART-Seq v4 Ultra Low Input RNA Kit for Sequencing、NEBNext Ultra DNALibrary Prep Kitを用いてライブラリーを作成し、Illumina HiSeq 2000にてRNAシークエンスを行った。骨髄腫浸潤のない早期リンパ腫3症例の骨髄形質細胞からCD138陽性形質細胞をMACSとFACSによって純化し、抽出したRNAを用いたRNAシークエンスを行った。
対象: POEMS症候群、多発性骨髄腫、MGUS、正常コントロール (骨髄浸潤のない悪性リンパ腫) の形質細胞。症例数は個別に記載。
