NBDC Research ID: hum0354.v1
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研究内容の概要
目的: 近年、固形腫瘍の診断、転移、再発、予後予測に有用な方法として、末梢循環腫瘍細胞(Circulating Tumor Cells:CTC)の検出、計測が注目されている。従来の腫瘍マーカーと異なり、がん細胞そのものを患者の末梢血から採取する事で、信頼度の高い診断を可能とする手段である。また、その手法は非侵襲性で時系列的に解析ができるというメリットがある。本研究では、進行泌尿器がん、とくに進行転移性去勢抵抗性前立腺がん(castration-resistant prostate cancer:CRPC)症例のCTCの分子発現異常を解析し、治療効果判定や予後予測の腫瘍マーカーとして確立することを目的とする。
方法: エンザルタミド(enzalutamide)、ドセタキセル(docetaxel)、もしくは、カバジダキセル(cabazitaxel)を使用されている急性転移性CRPC症例からCTCを採取し、アンドロゲン受容体発現とスプライシングバリアント7(AR-V7)の有無を解析する。
対象: 薬剤加療中の進行転移性CRPC症例
データID | 内容 | 制限 | 公開日 |
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hum0354.v1 | qRT-PCR | 非制限公開 | 2022/06/30 |
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分子データ
対象 |
進行転移性CRPC(ICD-10:C61):48症例(CTC 150検体) |
規模 | qRT-PCR |
対象領域(Target Captureの場合) | アンドロゲン受容体、スプライシングバリアント7(AR-V7) |
Platform |
qPCRキット:Adns Test Prostate Cancer Panel AR-V7(Qiagen) qPCR装置:BioRad T100 Thermal cycler |
ソース | CTCから抽出したmRNA |
検体情報(購入の場合) | - |
発現量解析ソフトウェア | Experion Software Version 3.0 |
NBDC Dataset ID |
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総データ量 | 23 KB (xlsx) |
コメント(利用にあたっての制限事項) | NBDC policy |
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提供者情報
研究代表者: 永田 政義
所 属 機 関: 順天堂大学大学院 医学研究科 泌尿器外科学
プロジェクト/研究グループ名:-
科研費/助成金(Research Project Number):
科研費・助成金名 | タイトル | 研究課題番号 |
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関連論文
タイトル | DOI | データID | |
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1 | Prostate-specific membrane antigen in circulating tumor cells is a new poor prognostic marker for castration-resistant prostate cancer | doi: 10.1371/journal.pone.0226219 | hum0354.v1 |
2 | Efficacy of cabazitaxel and androgen splicing variant-7 status in circulating tumor cells in Asian patients with metastatic castration-resistant prostate cancer | doi: 10.1038/s41598-022-22854-1 | hum0354.v1 |