NBDC Research ID: hum0304.v1
研究内容の概要
目的: タキサン系抗がん剤は乳がん治療におけるキードラッグの一つであり、乳がん治療における初期および再発治療を含むすべての段階で重要な役割を担う薬剤である。しかし、タキサン系抗がん剤の投与により腫瘍が増大傾向を示す乳がんがまれながら経験され、ひとつの臨床的課題となっている。本研究は、タキサン系抗がん剤投与により腫瘍が増大傾向を示した症例を選別し、網羅的にwhole exome sequencing解析を実施することで共通する体細胞変異を見出し、その機能解析を通してタキサン作用メカニズムの解明と薬剤不応の克服を目指す。
方法: タキサン系抗がん剤投与により腫瘍が増大傾向を示した症例を選別し、乳がん組織ならびに血液組織から抽出したDNAを対象に網羅的にwhole exome sequencing解析を行い、腫瘍組織に特異的な変異を検出する。
対象: タキサン系抗がん剤投与により腫瘍が増大傾向を示した乳がん症例
データID | 内容 | 制限 | 公開日 |
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JGAS000370 | NGS(Exome) | 制限公開(Type I) | 2022/04/08 |
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分子データ
対象 |
タキサン系抗がん剤投与により腫瘍が増大傾向を示した乳がん(ICD10:C50):6症例 腫瘍組織:6検体 非腫瘍組織(末梢血):3検体 |
規模 | Exome |
対象領域(Target Captureの場合) | - |
Platform |
腫瘍組織:Illumina [HiSeq 2000] 末梢血:Illumina [HiSeq 2500] |
ライブラリソース | 腫瘍組織および末梢血から抽出したDNA |
検体情報(購入の場合) | - |
ライブラリ作製方法(キット名) | SureSelect Human ALL Exon V5 Kit |
断片化の方法 | 超音波断片化 |
ライブラリ構築方法 | Paired-end |
リード長(除:バーコード、アダプタ、プライマー、リンカー) | 200 bp |
Japanese Genotype-phenotype Archive Dataset ID | JGAD000484 |
総データ量 | 41.5 GB(fastq) |
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提供者情報
研究代表者: 鰐渕 友美
所 属 機 関: 名古屋市立大学大学院 医学研究科 乳腺外科学分野
プロジェクト/研究グループ名: -
科研費/助成金(Research Project Number):
科研費・助成金名 | タイトル | 研究課題番号 |
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科学研究費助成事業 基盤研究(C) | 乳癌におけるタキサン耐性機序の解明と新規分子標的治療薬の開発 | 16K10469 |
関連論文
タイトル | DOI | データID | |
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1 | Discovering novel mechanisms of taxane resistance in human breast cancer by whole-exome sequencing | doi: 10.3892/ol.2021.13178 | JGAD000484 |
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制限公開データの利用者一覧
研究代表者 | 所属機関 | 国・州名 | 研究題目 | 利用データID | 利用期間 |
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