NBDC Research ID: hum0139.v1
研究内容の概要
目的: 人工多能性幹細胞の未分化性維持および分化指向性におけるKRAS分子が果たす役割を解明する
方法: 罹患細胞にKRAS G13C 変異を有するRAS 関連自己免疫性リンパ球増殖症候群様疾患(RALD) 患者骨髓よりiPS細胞を樹立し、同時に変異を有さない対照健常株を得て、未分化維持、分化誘導等の条件下で分子生物学的手法により特性比較を行った。尚、本疾患の KRAS 変異は後天性に獲得されるため、同一患者骨髄中にKRAS変異(-)細胞とKRAS変異細胞が共存しており、本研究で用いた2つのiPS細胞クローンはいずれも患者由来である。
対象: 1名のRALD患者骨髓細胞より同時に樹立したiPS細胞クローン:KRAS変異株1、KRAS変異(-)健常株1(いずれも患者由来)。iPS 細胞を未分化条件のまま、KRAS変異株・対照健常株それぞれ1検体ずつExome 解析を行った。
データID | 内容 | 制限 | 公開日 |
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JGAS000136 | NGS(Exome) | 制限公開(Type I) | 2018/07/10 |
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分子データ
対象 |
1症例のRALD患者(ICD10:D763)骨髓細胞より樹立したiPS細胞クローン KRAS変異株:1検体 対照健常株:1検体 |
規模 | Exome |
対象領域(Target Captureの場合) | - |
Platform | Illumina [HiSeq 1500] |
ライブラリソース | iPS細胞クローンから抽出したDNA |
検体情報(購入の場合) | - |
ライブラリ作製方法(キット名) | SureSelect Human All Exon V5 |
断片化の方法 | SureSelect QXT Human All Exon V5:酵素反応を用いた断片化(トランスポゼース) |
ライブラリ構築方法 | Paired-end |
リード長(除:バーコード、アダプタ、プライマー、リンカー) | 100 bp x 2 |
Japanese Genotype-phenotype Archive Dataset ID | JGAD000205 |
総データ量 |
32 GB Data ファイル数:4(fastq) Analysis ファイル数:2(bam [ref:hg19]) |
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提供者情報
研究代表者: 大津 真
所 属 機 関: 東京大学・医科学研究所
プロジェクト/研究グループ名: 疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究
科研費/助成金(Research Project Number):
科研費・助成金名 | タイトル | 研究課題番号 |
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日本医療研究開発機構(AMED) 再生医療実現拠点ネットワークプログラム | 疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究 | JP16bm0609006 JP17bm0804004 |
関連論文
タイトル | DOI | データID | |
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1 | Status of KRAS in iPS cells impacts upon self-renewal and differentiation propensity. | doi: 10.1016/j.stemcr.2018.06.008 | JGAD000205 |
2 |
制限公開データの利用者一覧
研究代表者 | 所属機関 | 国・州名 | 研究題目 | 利用データID | 利用期間 |
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