研究題目
全ゲノムシークエンスによる泌尿器腫瘍の治療標的分子の同定:腎臓がん
研究概要
目的: 泌尿器腫瘍 (前立腺がん・腎がん・膀胱がんなど) は増加傾向にあり、後天的ゲノム異常が発症に関与している。従来の遺伝子異常のみでは発がん過程を十分に説明できず、構造異常や微小環境の影響も注目されている。近年の次世代シークエンサーの進展により、全ゲノム・エクソーム・RNA・シングルセル解析が可能となり、腫瘍特異的な変化の網羅的同定が可能となった。本研究では、泌尿器腫瘍における体細胞変異の解明を目的に、正常細胞との比較を含めた網羅的ゲノム解析を行い、新たな原因分子や治療標的の探索を目指す。
研究方法: 腎臓がん患者54名からの腫瘍サンプル125検体を用いたexome-seqをtwistベースで行った。また、腎臓がん患者91名からの腫瘍サンプル91検体に対してNEBベースのRNA-seqを行った。さらに腎臓がん患者18名からの腫瘍サンプル24検体を用いたシングルセルRNA-seqを10xベースで行った。腎臓がん患者16名からの腫瘍サンプル26検体に対しては空間トランスクリプトーム解析を10xベースで行った。
対象: 腎臓がん101症例
