研究題目
消化管癌・消化管腫瘍の組織培養による癌発育・進展メカニズムに関する研究
研究概要
目的: 日本人の死亡原因の第一位はがんであり、いまだ増加傾向にある。近年、生体におけるがんはがん細胞のみならず線維芽細胞や免疫細胞など様々な細胞から構成される微小環境・がん間質ががんの増殖、浸潤、転移、治療抵抗性に深く関与していることが報告されている。オルガノイドは、器官特異的な立体構造や機能を再現でき、ヒトを対象とした疾患研究・生物医学研究・再生医療への活用に期待が集まっている。本研究は、消化管がんの治療成績の向上を目的とし、群馬大学医学部附属病院外科診療センターで治療を受けた消化管腫瘍およびその疑い患者から診断および治療上不都合のないように組織を採取し、オルガノイド培養やDish培養を行い、その特性およびがん細胞と微小環境の関連メカニズムについて解析し、消化管腫瘍における新たな治療を開発することを目指す。本研究により、消化管腫瘍の新たなメカニズムや新規治療標的の同定、新規治療の開発が期待される。
研究方法: Bifidobacterium longum subsp. longum (B. longum: ビフィドバクテリウム ロンガム 亜種 ロンガム) と、腸管オルガノイド由来上皮細胞もしくはCaco-2細胞を24時間共培養後、あるいは、共培養前の上皮細胞とCaco-2細胞を対象にRNA-seq解析を行った。
対象: 大腸がん患者由来非腫瘍組織: B.longumとの共培養前3検体、共培養後 3+3検体、B. longumなしで培養7検体 Caco-2細胞: B.longumとの共培養前3検体、共培養後 3+3検体、B. longumなしで培養7検体
