研究題目
大腸疾患における腸内環境理解のための内視鏡的生検バンキングの構築とそれらを用いた探索的研究
研究概要
目的: 大腸がんは本邦で最も罹患者の多いがん種である。一部の大腸がんは遺伝的背景を有するが、大腸がんの多くは散発性である。大腸がんのリスクファクターとしては喫煙、肥満、運動不足、赤肉と加工肉の摂取などが知られている。さらに、食生活や生活習慣の変化による腸内環境の変化が本邦の大腸がんの発症率上昇に関与している可能性が示唆されているものの、その分子機構はまだ十分に解明されていない。本研究は、大腸腫瘍をひきおこす腸内環境の変化の解明を主な目的としている。
研究方法: 大腸内視鏡を用いて、腫瘍組織、腫瘍部から1-2cm離れた正常粘膜組織、回腸末端・盲腸・上行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸の各部位から採取した。生検検体からDNA/RNAを抽出し、Whole Exome Sequencing解析ならびにRNA-seq解析を行った。
対象: RNA-seq: 進行大腸がん14症例、早期大腸がん41症例、大腸腺腫6症例、健常者17名 Exome: 進行大腸がん24症例 (14症例はRNA-seqも実施) 、早期大腸がん23症例 (20症例はRNA-seqも実施)
