研究題目
肝臓疾患に関与する遺伝子とタンパク質の探索に関する研究
研究概要
目的: 慢性肝炎、肝硬変、肝癌など肝臓病は国民の健康に多大な影響を与えている。我が国の肝臓病の大半はB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス等の肝炎ウイルス感染症で、ウイルス遺伝子の違いによって肝炎の病態が異なり、抗ウイルス療法の治療効果にもウイルス遺伝子が影響する。一方、宿主の遺伝子やその発現も病態に関与している。ポストゲノム時代の現在ではゲノム解析、トランスクリプトーム解析が行われる一方、質量分析によるプロテオーム研究も重要になっている。また、慢性肝炎や脂肪肝の病態と腸内細菌の関連が明らかになり、薬剤奏効性との関連性も示唆されている。本研究の目的は、これらのDNA、RNA、蛋白質に関する網羅的・包括的解析の手法を用い、ウイルス側、宿主側の両面から、肝臓疾患の診断と病態把握に役立つ遺伝子関連情報を得て日常診療に役立てる、更には疾患の早期発見、治療後の予後予測に結び付けられる方法を開発することである。
研究方法: 16Sメタゲノミクス解析
対象: 糖尿病を併発する非アルコール性脂肪性肝炎 (マッテオーニ分類3もしくは4と病理診断された) 20症例
