研究題目
全ゲノム配列決定によるICF症候群の新規原因遺伝子の探索および機能解析
研究概要
目的: ICF (immunodeficiency, centromeric instability, facial anomaly) 症候群は免疫不全、DNAの低メチル化を伴う染色体の不安定性、顔貌異常を特徴とする稀な先天性の常染色体潜性遺伝病である。これまでの研究により、ICF患者は原因遺伝子 (DNMT3B、ZBTB24、CDCA7、もしくはHELLS) によって4つのsubtypeに分けられることが明らかにされている。しかしながら、依然、原因遺伝子が不明の患者が少数存在する。本研究ではそのような患者のうち1名の原因遺伝子がUHRF1であることを突き止め、この患者の末梢血細胞から抽出したDNAの全ゲノムメチル化解析を行い、当該患者に特徴的なDNAの低メチル化パターンを明らかにした。
研究方法: 末梢血細胞からDNAを抽出し、Post-bisulfite adaptor-tagging (PBAT) 法にてライブラリーを調整後、全ゲノム配列決定を行なうことで全シトシンのメチル化状態を決定した。
対象: ICF症候群1症例
