研究題目
ゲノム・エピゲノム解析と免疫組織染色による難治性悪性リンパ腫の層別化と新規治療法の開発
研究概要
目的: びまん性大細胞型B細胞リンパ腫 (Diffuse large B-cell lymphoma: DLBCL) は高頻度かつ高悪性度の悪性リンパ腫である。抗CD20抗体併用化学療法の導入により長期生存は60%前後まで改善したものの、いまだ予後不良群も存在する。次世代シーケンサーの普及によって、遺伝子変異の網羅的解析結果を用いたDLBCLの新たな層別化が報告されているが、その手法は煩雑であり、実臨床への応用が容易でない。また、先行研究では、アジア人における解析が充分でないため、アジア人特異的な予後不良因子の層別化における影響は未検討のままである。そこで本研究では、DLBCLのホルマリン固定パラフィン包埋 (FFPE) 検体について、既存の大規模研究より選択した144遺伝子についてターゲットシーケンスで遺伝子変異の有無を検討し、日本人コホートにおいて分子遺伝学的サブタイプ分類の有用性を検証することを目的とした。
研究方法: ホルマリン固定パラフィン包埋標本177例及び対応する19例の凍結保存検体から抽出したDNAを用いて、ターゲットシークエンスによる遺伝子変異解析を行う。
対象: びまん性大細胞型B細胞リンパ腫177例
