研究題目
副腎皮質におけるアルドステロン産生の老化の解明
研究概要
目的: 原発性アルドステロン症 (Primary Aldosteronism; PA) は二次性高血圧の原因として最も頻度が高い疾患である。これまでに、アルドステロン (Aldosterone; ALDO) 合成酵素 (CYP11B2) の免疫組織化学染色により、ALDO合成が従来考えられてきた球状層だけでなく、副腎皮質嚢下のCYP11B2が強発現する結節状構造 (Aldosterone producing cell cluster; APCC 新規命名) においても行われることを報告した1。APCCの数と大きさは50歳までは年齢とともに増加する2。本研究では、50歳以上の症例におけるAPCCの数と大きさの変化について検討する。 (1: J Clin Endocrinol Metab 2010;95,2296-305、2: Int J Endocrinol 2016;7834356)
研究方法: 50歳以上の剖検症例 (50-103歳、85症例) の副腎検体を用いて、CYP11B2と3-beta-hydroxysteroid dehydrogenase (HSD3B2) の免疫組織化学染色を行い、切片あたりのAPCCの面積の割合 (APCC area per whole adrenal area [AA / WAA]、%) および切片の面積当たりのAPCCの数 (number of APCC [NOA] / WAA) を算出して統計学的解析を行った。
対象: 埼玉医科大学病院において剖検を行った50歳以上の症例
