NBDC Research ID: hum0486.v1
研究内容の概要
目的: 胆道閉鎖症(biliary atresia:BA)は、乳児期早期までに肝外胆管の線維性閉塞がおこり、胆汁鬱滞から肝硬変に進展する予後不良な疾患で、その原因はいまだ不明である。BAの成因を解明し、出生前または直後から治療介入や予後予測ができれば、BA患児にとっての恩恵は大きい。しかし、BAの成因に関しては、①器官発生異常説、②ウィルス感染説、③遺伝的素因説、④母胎免疫説などがいわれ、有力な説はいまだないのが現状である。そこで、正常ヒトiPS細胞からの胆管細胞誘導系の確立し、胎児期の異常を証明することを目的とする。その系を用いて、発生中期以降の胆管形成の分子メカニズムの解明、胆管幹細胞の安定した長期培養技術、in vitro, in vivo実験による胆管樹立体構造の構築、さらに胆道閉鎖症特異的iPS細胞を利用した胆管障害過程の検討のための実験系の確立を行う。
方法: whole genome sequencing(WGS)
対象: 胆道閉鎖症(I cyst型)の患者5名から作製されたiPS細胞検体
URL: https://acd.brc.riken.jp/ja/
データID | 内容 | 制限 | 公開日 |
---|---|---|---|
JGAS000765 | NGS(WGS) | 制限公開(Type I) | 2024/11/29 |
※リリース情報はこちら
※制限公開データの利用にあたっては、利用申請が必要です。申請方法はこちら。
分子データ
対象 |
胆道閉鎖症(I cyst型)(ICD10:Q44.2):5 症例 末梢血から作製されたiPS細胞:5検体 |
規模 | WGS |
対象領域(Target Captureの場合) | - |
Platform | Illumina [NovaSeq X Plus 25B] |
ライブラリソース | iPS細胞から抽出したDNA |
検体情報(購入の場合) | - |
ライブラリ作製方法(キット名) | Illumina DNA PCR-Free Prep |
断片化の方法 | 超音波断片化 |
ライブラリ構築方法 | Paired-end |
リード長(除:バーコード、アダプタ、プライマー、リンカー) | 150 bp |
マッピング方法 | CLC Genomics Workbench version 20 |
マッピングクオリティ | Q30 > 80% |
マッピングの際のリファレンス配列 | GRCh37 – hg19 |
平均カバー率(Depth) | > 30 |
Japanese Genotype-phenotype Archive Dataset ID | JGAD000906 |
総データ量 | 314.2 GB(fastq、csv) |
コメント(利用にあたっての制限事項) | NBDC policy |
提供者情報
研究代表者: 林 洋平
所 属 機 関: 理化学研究所 バイオリソース研究センター
プロジェクト/研究グループ名:iPS細胞高次特性解析開発チーム
URL: https://acd.brc.riken.jp/ja/
科研費/助成金(Research Project Number):
科研費・助成金名 | タイトル | 研究課題番号 |
---|---|---|
- | - | - |
関連論文
タイトル | DOI | データID | |
---|---|---|---|
1 | Generation of human induced pluripotent stem cell lines derived from patients of cystic biliary atresia | doi: 10.1007/s13577-024-01147-x | JGAD000906 |
2 |
制限公開データの利用者一覧
研究代表者 | 所属機関 | 国・州名 | 研究題目 | 利用データID | 利用期間 |
---|---|---|---|---|---|