NBDC Research ID: hum0435.v1

 

研究内容の概要

目的: 重症心不全に対する新しい治療法として細胞移植を中心とした再生医療が期待されている。本治療法では、ヒトiPS細胞を用いて質の高い心筋細胞を大量に作製し、心不全で失われた心筋細胞を補填することにより心機能の回復が期待されている。当研究室では、世界で初めてヒトiPS細胞から作製した心筋細胞を心筋梗塞モデルブタに移植し、病状が改善することを示した。しかしながら、iPS細胞の分化効率の不安定性およびiPS細胞移植後の造腫瘍性は未だ解決すべき課題である。そのため、安定的な心筋細胞分化誘導を目指し、iPS細胞の心筋細胞への分化誘導に関連する遺伝子群、およびDNAのメチル化の同定を試みる。さらに、ヒトiPS細胞から分化誘導した心筋細胞において腫瘍形成に関わる遺伝子を網羅的に解析し、移植前に移植用細胞の安全性を担保する為の腫瘍形成予測マーカーを開発することを目的とする。

方法: ヒトiPS細胞から心筋細胞を分化誘導し、single cell RNA-seq解析を実施した

対象: HLAホモ健常ドナー1名の末梢血細胞から樹立したヒトiPS細胞を分化誘導した心筋細胞

 

データID内容制限公開日
JGAS000665 NGS(scRNA-seq) 制限公開(Type I) 2024/03/18

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分子データ

JGAS000665

対象 HLAホモ健常ドナー1名の末梢血細胞から樹立されたヒトiPS細胞を分化誘導した心筋細胞:1検体
規模 scRNA-seq
対象領域(Target Captureの場合) -
Platform Illumina [HiSeq 3000]
ライブラリソース iPS細胞から分化誘導した心筋細胞から抽出したRNA
検体情報(購入の場合) -
ライブラリ作製方法(キット名) Nextera XT DNA sample preparation Kit
断片化の方法 Nextera XT DNA sample preparation Kit
ライブラリ構築方法 Single-end
リード長(除:バーコード、アダプタ、プライマー、リンカー) 100 bp
マッピング方法 STAR(mappa/hanta pipeline)
リファレンス配列 hg38
リードカウント決定アルゴリズム(ソフトウェア) Subread(mappa/hanta pipeline)
フィルタリング(QC)方法 Cutadapt(mappa/hanta pipeline)
遺伝子数 58736
Japanese Genotype-phenotype Archive Dataset ID JGAD000795
総データ量 5.7 GB(fastq、text)
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提供者情報

研究代表者:宮川 繁

所 属 機 関:大阪大学大学院医学系研究科 心臓血管外科学

プロジェクト/研究グループ名:-

科研費/助成金(Research Project Number):

科研費・助成金名タイトル研究課題番号
日本医療研究開発機構(AMED) 再生医療実現拠点ネットワークプログラム iPS細胞を用いた心筋再生治療創成拠点 JP20bm0204003

 

関連論文

タイトルDOIデータID
1 Pre-clinical evaluation of the efficacy and safety of human induced pluripotent stem cell-derived cardiomyocyte patch doi: 10.1186/s13287-024-03690-8 JGAD000795
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制限公開データの利用者一覧

研究代表者所属機関国・州名研究題目利用データID利用期間