NBDC Research ID: hum0378.v1
研究内容の概要
目的: 溶血性貧血の中でも特に、寒冷凝集素症(cold agglutinin disease:CAD)や発作性夜間血色素尿症(paroxysmal nocturnal hemoglobinuria:PNH)クローンが検出されるような病態に関して、そのクローン拡大のメカニズムを検証することを目的としている。患者検体をwhole-exome sequencing(WES)、RNA-seq、ChIP-seqやシングルセル解析を行い、遺伝子変異、遺伝子発現、融合遺伝子の検出、エピジェネティクスの観点から俯瞰的に解析を行い、その病態を明らかにする。
方法: 診断時に採取した頬粘膜および骨髄検体(bone marrow:BM)から抽出したDNAを対象としたWESによる遺伝子変異の検討
対象: CAD 2症例
データID | 内容 | 制限 | 公開日 |
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JGAS000583 | NGS(Exome) | 制限公開(Type I) | 2024/09/09 |
JGAS000612 | NGS(Exome) | 制限公開(Type I) | 2024/09/09 |
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分子データ
対象 |
【JGAS000583】 寒冷凝集素症(ICD10:D59.1):1症例 頬粘膜:1検体 BM:1検体 【JGAS000612】 寒冷凝集素症(ICD10:D59.1):1症例 頬粘膜:1検体 BM:2検体 |
規模 | Exome |
対象領域(Target Captureの場合) | - |
Platform | Illumina [NovaSeq 6000] |
ライブラリソース | 頬粘膜および骨髄検体から抽出したDNA |
検体情報(購入の場合) | - |
ライブラリ作製方法(キット名) | SureSelect Human All Exon V6 |
断片化の方法 | 超音波断片化(Covaris LE220) |
ライブラリ構築方法 | Paired-end |
リード長(除:バーコード、アダプタ、プライマー、リンカー) | 150 bp |
Japanese Genotype-phenotype Archive Dataset ID | |
総データ量 |
JGAD000709:9.7 GB (fastq) JGAD000741:28.6 GB (fastq) |
コメント(利用にあたっての制限事項) | NBDC policy |
提供者情報
研究代表者: 小山 大輔
所 属 機 関: 福島県立医科大学 血液内科学講座
プロジェクト/研究グループ名: 溶血性貧血の病態解明を目指した基礎研究
URL: -
科研費/助成金(Research Project Number):
科研費・助成金名 | タイトル | 研究課題番号 |
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科学研究費助成事業 基盤研究(C) | 白血病における細胞内代謝制御機構の構造的基盤 | 22K08514 |
公益財団法人 武田科学振興財団 医学系研究助成 がん領域(基礎) | 白血病幹細胞形成の新たなメカニズムの解明 −LSD1 による代謝リプログラミング− | - |
関連論文
タイトル | DOI | データID | |
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1 | A case of cold agglutinin syndrome associated with chronic lymphocytic leukaemia harbouring mutations in CARD11 and KMT2D | doi: 10.1007/s12185-023-03608-9 | JGAD000709 |
2 | Lymphoplasmacytic lymphoma presenting cold agglutinin syndrome: Clonal expansion of KMT2D and IGHV4-34 mutations after COVID-19 | doi: 10.1111/bjh.19106 | JGAD000741 |
制限公開データの利用者一覧
研究代表者 | 所属機関 | 国・州名 | 研究題目 | 利用データID | 利用期間 |
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