研究題目
糖尿病性腎臓病の病態進行に関わる因子の解明
研究概要
目的: 古典的糖尿病性腎症の経過として、初期に糸球体濾過量が増加し、顕性アルブミン尿 (高度蛋白尿) を呈した後に腎機能が低下することが知られている。しかしながら近年、高度蛋白尿を認めない微量アルブミン尿の段階から急速に腎機能低下が進行する症例の存在 (Rapid Decliner) が明らかにされ、問題視されている。そして現在、古典的糖尿病性腎症を含む、 糖尿病に伴う慢性腎臓病のより包括的な疾患概念として、糖尿病性腎臓病という新規概念が提唱されている。糖尿病性腎臓病において、古典的糖尿病性腎症とRapid Declinerの経過を分ける因子やその分子機構を解明することで、症例・病態に応じた有効な診断法および治療法を開発する。
研究方法: single-cell RNA-seq
対象: 10年以上の糖尿病罹患歴があり、以下のクライテリアに該当する者: ①直近の外来受診時の腎機能マーカ (eGFR) が60 mL/min/1.73m2未満、②20歳から75歳、③男性、④RAS阻害薬内服有、⑤SGLT2阻害薬内服無、⑥腎生検を予定している
