2024.4.1
Ver. 3.0

はじめに

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 ライフサイエンス統合データベースセンター(以下、DBCLS)は、NBDCヒトデータ共有ガイドライン(以下、共有ガイドライン)に則ってヒトデータベースを運営している。データ利用者向けにはNBDCヒトデータ取扱いセキュリティガイドライン(データ利用者向け)(以下、データ利用者ガイドライン)を定めている。一方、データ提供者(以下、提供者)に対しては、共有ガイドラインで定義する制限公開データに加えて、公開待機データ(特許取得や論文発表前のデータ)も扱うため、データ利用者と同等以上のセキュリティが求められる。本ガイドラインは、データ利用者向けガイドラインをベースに提供者が講じるべきセキュリティ対策について示したものである。

1. データ利用者ガイドラインの適用について

制限公開データならびに公開待機データを扱う場合は、データ利用者ガイドラインの標準レベル [Type Ⅰ]の適用を原則とし、必要に応じてハイレベル[Type Ⅱ] セキュリティ対策を実施すること。また、提供するデータは特定の個人(死者を含む)を識別することができることとなる記述等の全部又は一部を除き、代わりに当該個人とかかわりのない符号又は番号を付し、その後、さらに符号又は番号の振りなおしを施したデータに限定する。

また、「1.用語定義」の一部を以下のように読み替え、データ利用者ガイドラインの「2.標準レベル [Type Ⅰ]セキュリティにおいて必要な対策」以降の部分を準用する。

  • 4.データ利用者
    •     研究代表者ならびに研究代表者の管理下でデータにアクセスする者。

 

以上