2017年5月30日より改正個人情報保護法および改正倫理指針が施行されます。データ提供を行う際には、新指針に沿った手続きを実施する必要がありますのでご留意ください。詳細はFAQをご参照ください。
==2020年9月30日より、メールでの申請書類受付は終了し、申請システムによる手続きへ移行しました==
※ 過去のデータ提供申請の際に添付いただいた倫理関係書類の取り込み中です。
NBDCヒトデータベースへのヒトに関するデータ(遺伝情報、臨床情報、画像情報など)の提供手続きは以下の通りです。
- NBDCヒトデータ共有ガイドライン、NBDCヒトデータベースセキュリティガイドライン(データ提供者向け)の最新版を熟読し、権利や責務について確認してください。
- データ提供申請に必要な以下の情報を準備してください。
- 提供するデータに関する情報:研究内容の概要(目的、方法、対象、発表論文など)、データの種類(名称・量、アクセス制限レベルの分類に関する情報、公開可能日など)
- 研究代表者の氏名、所属情報(所属機関名、職名、所在地)、連絡先(電話番号、メールアドレス)
- 所属機関の長の氏名、職名、連絡先 ※所属機関の長とは、倫理審査委員会によって承認された研究計画の実施を許可する者を指します。
- 提供するデータを産出した際の研究計画書(倫理審査申請書)
- インフォームドコンセントの際の説明文書および同意文書のフォーム ※実際に署名されたものではなくフォーム(書式)をご提出ください。
- 所属機関等の倫理審査委員会の審査・承認を受けた上で、所属機関の長が研究実施について許可したことが分かる書面(承認通知書など)の写し
※倫理関係書類は、ヒトデータ審査委員会による申請審査の目的でのみ使用いたします。
- データ提供申請には、研究代表者、ならびに、研究代表者によって指名された申請者(研究代表者に代わってデータ提供申請手続きを実施する者)やデータアップロード担当者のD-wayアカウントが必要ですので、アカウント登録を行ってください。所属機関の長のアカウントは不要です。
- JavaScriptを有効にした上で申請システム(推奨ブラウザ:Chrome、Firefox)へD-wayアカウント・パスワードを使用してログインしてください。※D-way登録内容の反映に10分程度要しますのでご留意ください。
- 既に提供しているデータと同じポリシーのデータ(同じインフォームドコンセント説明文書や同意文書、研究計画書由来のデータ)の差し替えや追加を行なう場合は、提供データ更新申請になります(7.をご参照ください)。ポリシーが異なる場合や新規申請は、データ提供申請になります。
- 明らかに『人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針』の対象にならないヒト由来試料からのデータ(既に学術的な価値が定まり、研究用として広く利用され、かつ、一般に入手可能な試料・情報)を提供する場合、研究代表者の署名済み『データ提供申請簡易審査希望届』(自由書式)を提出することで、所属機関の長による研究実施許可書(承認通知書等)の代わりとすることができます(例参照)。
- 異なるアクセスレベル(非制限公開、制限公開)のデータを一度に申請することが可能です。
- データ提供申請グループを作成します。画面左側にあるメニューの [グループ作成] を選択し、グループ名、グループの説明、グループ種別『データ提供申請グループ』を入力し、保存ボタンを押すことでグループが作成されます。[メンバタブ] の [メンバを招待する] ボタンをクリックし、研究代表者、申請者、データアップロード担当者の所属機関が発行したメールアドレスもしくはD-wayアカウントを入力し、招待します。招待されたメンバへメールが送付され、メンバにより招待が許可されると、グループにメンバとして登録されます。
- メンバ登録後、データ提供申請の代表者をグループのPIに変更した上で、申請フォームの入力に進んでください。代表者がグループを作成した場合は、既にPI/Ownerになっているため、変更の必要はありません。なお、申請には日本語表記の氏名、電話番号、職名等の情報が必要になります。申請システムログイン後の画面右上にありますD-wayアカウントをクリックし、表示される『ユーザ情報の更新』から情報を更新して下さい。
- [データ提供申請を行う] ボタンをクリックします。遷移先のページの提供申請一覧の上にある言語を選択し(日本で研究活動を実施する研究者は、原則、日本語を選択してください)、[新規申請を開始する] ボタンをクリックします。正常に作成されると申請の入力フォームに遷移します。
- データ提供申請グループを選択します。当該グループに登録されている研究代表者、申請者の情報は自動的に入力されます。修正が必要な場合は、データ提供申請グループの登録情報を修正してください。
- 申請フォームに沿って必要事項を入力・必要書類の添付をしてください。最後に申請ボタンを押してください。
- 所属機関の長:倫理審査委員会によって承認された研究計画の実施を許可する者が該当するので、審査結果通知書等に記載された所属機関の長の情報を入力してください。
- データを提供する研究題目:倫理審査委員会による承認+所属機関の長による許可を受けた研究計画書に記載された題目名を記載してください。
- 研究計画書(倫理審査申請書)、インフォームドコンセントの説明文書・同意文書、承認通知書、等の書類を添付する際には、file typeを指定してください。1つのファイルに対し、複数個のfile typeを指定することが可能です。
- データ提供申請の審査結果はデータ提供申請グループ宛のメールにて通知致します。通常、必要な書面が整ってから2週間程度で通知されますが、繁忙期や祝日等の状況により遅くなることがありますのでご了承ください。
- 承認された場合は、データのアップロード方法や専用サイト(案)の確認依頼について、ヒトデータ審査委員会事務局から別途ご連絡いたします*1。
- 既に提供しているデータと同じポリシーのデータの差し替えや追加を行なう場合は、提供データ更新申請を選択してください。申請システムのデータ提供申請一覧から当初のデータ提供申請の際に発番された [J-DS番号] を押下することで詳細画面に遷移し、セレクトボックスから [提供データ更新申請] を選択することで、申請書の作成及び申請が可能です。提供データ更新申請の際には、更新・追加いただくファイルに関する詳細一覧を作成いただく必要があります。ファイルをダウンロードいただき、必要事項(1ファイルにつき1行で記載してください。データ追加の場合は、B・E・F・H~K列は必須です。差し替えの場合はB・E・F・H~K列に加え、G・L列も必須です。)を記載の上、添付してください。研究計画書など倫理関係書類が更新されているようでしたら、併せて添付して下さい。
*1:データのアクセスレベルと種類によって、所定のデータベースへ登録していただきます。データ登録方法については各サイトを、また、登録先データベースに迷った際には、こちらのサイトをご参照ください。
・非制限公開データ(NGS配列データ):DDBJ Sequence Read Archive(DRA)
・非制限公開データ(発現データ):Genomic Expression Archive(GEA)
・非制限公開データ(参照配列データなど):DDBJ
・制限公開データ全般:Japanese Genotype-phenotype Archive(JGA)
※ 登録したデータを投稿論文等に引用する場合は、各データベースへデータが格納された際に発行されるアクセッション番号(DRR、E-GEAD、AP、JGAS/JGAD 番号)をご記載ください。
※ 提供申請内容の一部(データ概要)は、NBDCヒトデータベースWebサイトの各研究ページより公開されます。
掲載内容につきましては、研究データ一覧および各研究ページをご参照ください。公開時期につきましては、別途ご相談ください。
※ 今後、国内外のデータベース間においてデータ共有を進めていく可能性があります。その場合、以下の方針で行なう予定です。
・非制限公開データ:ミラー、データの交換等による共有。
・制限公開データ:メタデータ(データについての説明項目)のみを交換し、データ利用の審査および配布はDBCLS/生命情報・DDBJセンターが担当。
なお、生命情報・DDBJセンターのDDBJ/DRAは、National Center for Biotechnology Information (NCBI)およびEuropean Nucleotide Archive / The European Bioinformatics Institute (ENA / EBI)と共に構成されるInternational Nucleotide Sequence Database Collaboration (INSDC)事業として運用されています。そのため、DDBJ/DRAから公開されたデータは、INSDCメンバー間で共有されます。JGAにつきましても、今後 database of Genotypes and Phenotypes (dbGaP)およびEuropean Genome-phenome Archive (EGA)と共に一部のメタデータ(データ提供時にいただくデータを説明する付帯情報)の共有を行なっていく予定です。ご了承ください。