NBDC Research ID: hum0401.v1

 

研究内容の概要

目的: 骨軟部腫瘍は、がん腫に比べ発症頻度が低く手術以外に有効な治療法がない希少難治がんに分類される疾患群で、新規治療法の開発が著しく遅れている。適切な動物モデルは皆無で薬剤開発へ向けた研究材料となる生物資源に乏しい。本研究は、再現性・利便性・経済性に秀でた質の高い肉腫生物資源の整備を目的とし、臨床材料から種々の骨軟部肉腫細胞株の樹立および実験動物モデルの構築を行い、その整備作業を通じて、肉腫がん化機構の解明および新規の創薬に取り組んでいる。

方法: 悪性骨巨細胞腫腫瘍組織および同患者正常筋組織よりRNA、DNAを採取しRNA-seq、Whole Exome Sequencing(WES)解析を次世代シークエンサーにて実施した。

対象: 悪性骨巨細胞腫1症例

 

データID内容制限公開日
JGAS000618 NGS(ExomeRNA-seq 制限公開(Type I) 2023/06/29

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分子データ

Exome

対象

悪性骨巨細胞腫(ICD10:C419):1症例

    腫瘍組織(2回目手術検体):1検体

    腫瘍組織(3回目手術検体):1検体

    腫瘍組織のオルガノイドを移植したxenograftの腫瘍組織:1検体

規模 Exome
対象領域(Target Captureの場合) -
Platform Illumina [NovaSeq 6000]
ライブラリソース 腫瘍組織から抽出したDNA
検体情報(購入の場合) -
ライブラリ作製方法(キット名) SureSelect Human All Exon V6
断片化の方法 超音波断片化 (Covaris)
ライブラリ構築方法 Paired-end
リード長(除:バーコード、アダプタ、プライマー、リンカー) 150 bp
Japanese Genotype-phenotype Archive Dataset ID JGAD000747
総データ量 69.2 GB(fastq)
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RNA-seq

対象

悪性骨巨細胞腫(ICD10:C419):1症例

    非腫瘍組織(筋肉組織):1検体

    腫瘍組織(2回目手術検体):1検体

    腫瘍組織(3回目手術検体):1検体

    腫瘍組織から作製したオルガノイド:2検体

    腫瘍組織のオルガノイドを移植したxenograftの腫瘍組織:3検体

規模 RNA-seq
対象領域(Target Captureの場合) -
Platform MGI [DNBSEQ-G400]
ライブラリソース 腫瘍組織および非腫瘍組織から抽出したRNA
検体情報(購入の場合) -
ライブラリ作製方法(キット名) MGIEasy RNA Directional Library Prep Set
断片化の方法 熱処理
ライブラリ構築方法 Paired-end
リード長(除:バーコード、アダプタ、プライマー、リンカー) 100 bp
Japanese Genotype-phenotype Archive Dataset ID JGAD000747
総データ量 69.2 GB(fastq)
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提供者情報

研究代表者: 若松 透

所 属 機 関: 大阪国際がんセンター 整形外科

プロジェクト/研究グループ名:-

URL: https://oici.jp/hospital/department/gansenmoni/seikei/

科研費/助成金(Research Project Number):

科研費・助成金名タイトル研究課題番号
科学研究費助成事業 若手研究 新規治療開発を目指した肉腫由来オルガノイドパネルの構築 20K18048

 

関連論文

タイトルDOIデータID
1 Genetic characterization of a novel organoid from human malignant giant-cell tumor doi: 10.1016/j.jbo.2023.100486 JGAD000747

 

制限公開データの利用者一覧

研究代表者所属機関国・州名研究題目利用データID利用期間